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臼蓋形成不全診断~人工股関節手術までの記録

人工股関節

私が先天性臼蓋形成不全(変形性股関節症)と診断を受けたのは3人目出産後、

歩けない程の股関節の痛みで整形外科を受診した時に初めて判明しました。

臼蓋形成不全と診断されてから人工股関節置換術を受けるまでの対策などを

臼蓋形成不全と診断された方や、股関節の痛い方、

これから人工股関節置換術を受けようと思っている方の参考に少しでもなればと思い

書いていこうと思います。

臼蓋形成不全と診断されてから人工股関節置換術を受けるまでの約6年間の記録です。

臼蓋形成不全診断後1~2年

 臼蓋形成不全診(変形性股関節症)断後1~2年目について書いて行こうと思います。

人工股関節置換術を受ける6年前の事です。

三人目出産後、歩くのも困難になり整形外科で診断を受けた際に言われた事は

レントゲン上では既に右側の股関節の中に大きな骨嚢胞(骨が空洞化)があり

すぐにでも人工股関節の手術を受けた方がいいとのことで紹介状をもらいました。

 紹介状を持ち大きな病院に行きレントゲン、MRIなどを撮っていざ診察すると

やはり、骨嚢胞も大きいので人工股関節の手術が必要という診断を受けました。

手術の話を聞くとそこの病院は約2週間~3週間の入院が必要とのことでした。

その時の私は小さな子供3人を置いて長期間入院が不可能である事、

もし入院したとしても旦那の実家は近くにはあるものの頼めません。

私の実家も遠くなので子供を預ける人がいないので必然的に温存療法ということになり

手術はせずに、人工股関節置換術を受ける決心がついたら病院に行くことになりました。

 まず、先生には重たいものはできるだけ持たない方がいいと言われました。

そして適度な運動、股関節が痛んだら休む事が大事と言われましたが

その頃まだ私は小さな赤ちゃんと上に二人の子供がいたので抱っこや毎日の子育てで

少しぐらいの痛みでは休む暇もなく子育てに明け暮れていました。

ですが、病名が分かる以前は痛くても大丈夫だろうと思い限界まで動いていたのを

病名が判明してからは股関節の病気だから気を付けなければと思い

限界の痛さで歩けなくなる前に休憩をとるなどの工夫をしていました。

 臼蓋形成不全(変形性股関節症)診断後1~2年はほぼ日常生活に影響もなく過ぎていきました。

臼蓋形成不全診断後3~4年

 臼蓋形成不全(変形性股関節症)診断後3~4年目。

重たい荷物を持つと股関節の痛みを頻繁に感じるようになってきたので

この頃からネットスーパーをよく利用するようになりました。

  • イトーヨーカドーネットスーパー
  • 楽天西友ネットスーパー
  • イオンネットスーパー
  • ライフネットスーパー
  • ダイエーネットスーパー

など身近なスーパーのネットスーパーがおススメです。

私はイオンネットスーパーを利用していました。

子供を連れての買い物はそれだけでも本当に大変ですが、股関節の痛い私にとって

買い物から帰ってくる度に股関節が痛くなりました。股関節が痛いと足全体がだるく感じ

体全体がだるく感じるのです。

買い物がないだけでも救われました。

どこのネットスーパーでも当日に頼んで当日配送してくれるので利用してみて下さい。

子育てで忙しい人にも体調が悪い人、股関節の病気をお持ちの方、誰にでも

時短にもなるのでおススメです。

私はもっと早くからこのネットスーパーを利用してたら良かったなと思います。

そしてネットスーパーの他にも日用品、子育ての物、全ての物を

  • アマゾン
  • 楽天
  • ヤフーショッピング

この3つを利用して使っていました。

買い物に行かずに自宅まで届けてくれると本当に時短にもなり、股関節に負担もなくなります。

臼蓋形成不全診断後5~6年

臼蓋形成不全(変形性股関節症)診断後5~6年目

いよいよ、日常生活にも少しずつ支障がでてくるようになりました。

家族で遊園地やテーマパークに行くときなどは何回も休憩を取らないと歩けなくなりました。

家での家事でも何度も休憩を取らないと進めらないように。

  • 洗濯
  • 台所仕事
  • 掃除
  • 布団の片づけ

ありとあらゆる家事を休憩を取らないと痛くて立っていられなくなるまでになりました。

そして、その事を理解のない我が家のモンスター夫は家事もしないで怠けてると

思ってる様子。痛くて休んでるのに全く手伝ってもくれませんでした。

何一つもです。

私の母や、弟が遊びに来た時には5人分の洗濯カゴを運んでいる私を見るとすぐに

足が痛くなるから持ってあげるよ~と優しい言葉をかけてくれるのに

我が家のモンスター夫は一言もそんな言葉は出ません・・・。

とにかく私が怠けてると思っている事と優しい心がない夫に

本当にストレスを感じる毎日でした。

洗濯を干しながら痛くて数回休むのですが本当に辛くて涙を流しながら家事をしていました。

 股関節の骨棘の状態か関節の位置が悪くなったのかとても痛い日がありました。

痛み止めを飲んでも痛くて救急車を呼ぼうかと思うぐらいの痛みです。

そんな時でもモンスター夫は心配もしてくれずにテレビを見て一人笑っていました。

股関節の痛みはなった本人にしか分からないと思いますがあまりにも酷い夫なのです。

 私だけでなく股関節の痛みを家族に理解してもらえなくて困っている人が

世の中には沢山いると思います。

家族だけでもいいので家族に股関節が痛い方がいたら優しい言葉をかけてあげて

家事を手伝ってあげてください。それだけで本当に股関節の負担が軽くなると思います。

人工股関節置換術を受ける一年前ぐらいからは

近所のコンビニに行くのや子供の習い事について出歩く事も怖くなりました。

股関節がギクッ

と音を鳴らして外れる感じになりしばらく痛みで動けなくなるのです。

一度この症状が来るとしばらく同じ症状が続くので外出も怖くなり、自宅では杖をつく生活が

しばらく続くことになりました。

そしてまた少しすると杖なしでも歩けるようになるのでこの繰り返しでした。

 一番辛かったのは寝る時です。

整形外科の先生からは定期的に痛み止めをもらっていましたがこの頃には

痛み止めも効かなくなりました。

動かない時が一番痛みが取れそうに思いますが、進行期や末期になると睡眠時に一番痛みが

でるのです。痛くて寝れなくて痛み止めを飲むけれど効かない・・・。

寝れたとしても夜中に痛みで何度も起き上がり寝れない毎日が続きました。

睡眠がとれないと次の日にも影響が出て悪循環の毎日。

負のスパイラルの毎日を繰り返し過ごしていました。

人工股関節置換術を受ける決意

こんな繰り返しの辛い日々を送っていたのですが、普段は何か月も手術を待たなければならない

股関節置換術をしている有名な先生がコロナ渦でわりと早めに手術してくれるらしいという

噂を聞きとりあえず受診してみることになりました。

そこからトントン拍子に人工股関節置換術を受ける手術の日程が決まったので

今、手術をするのが私の運命なのかもしれないと思い手術を受けることになったのです。

まとめ

両側臼蓋形成不全(変形性股関節症)と診断されてから約6年後。

私は進行の進みが早かった右側の股関節の人工股関節置換術を受けました。

まだ30代という若さでこの決断をしたことは良かったと思います。

最近では人工股関節の寿命は人にもよりますが20年以上は持つと言われています。

30代で手術をしたということは、もしかしたら長生きしたらあと2回の

人工股関節の入れ替えをすることになります。

そして左側も悪化してきたら人工股関節の手術を行わなければなりません。

ですが、あのまま寝れないぐらいの痛みと毎日いつ激痛がくるかもしれない毎日をこの先

ずっと送らなければならなかったら40代、50代と家に引きこもりの生活になっていたと思います。

家族旅行も楽しめなければ、色々な場所にも行けなくなり

つまらない人生になっていたと思います。生活のクオリティーを上げる為にも

私は人工股関節の手術をしてよかったと思います。

温存療法か手術を受けるかで沢山悩んでいる方がいるかと思いますが

手術自体はあっという間に終わりました。術後のリハビリは今現在私も大変ですが

それよりもあの痛みから解放されたので穏やかな毎日を過ごすことができてます。

手術を受ける事は大きな決断をしなければならないので勇気がいりますが

自分の人生を豊かにする大きな一歩にもなるので勇気を出して一歩踏み出せば

素敵な未来が待っているかもしれません。

私は人工股関節の手術を受けて良かったです。

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